６月末に３７人のお友だちとあしがら冒険キャンプに行ってきました。
学童在籍の児童に加え、卒業生も数名参加していただきました。
学童に集合した子どもたちは、すでに興奮気味。初めてのキャンプにドキドキした緊張の表情を見せる子もいました。
「昨日はよく寝られた？」リーダーとそんな会話をしながらバスに乗り込み出発！
バスの中で今回のキャンプのテーマが発表されました。
テーマ『みっけ！』
・お友だちのいいところを見つけよう
・じぶんで出来たこと、できるようになったことを見つけよう
キャンプ中にいくつの『みっけ！』が聞けるでしょうか。
１時間ほどで活動拠点の「足柄ふれあいの村」に到着しました。
まずはお家から持ってきたお昼ごはんをほおばります。
入村式で施設のお約束を確認したあと、
部屋グループになり森の中にあるコテージへ移動しました。
「ひろーーーい！」
「お家みたいでワクワクするね！」
「夜寝るのが楽しみ！」
グループごとに独立したコテージに子どもたちの期待も膨らみます。
キャンプでは、布団や入浴の準備なども自分たちで行います。
「自分のことは自分でやる」責任感を養います。
身仕度を済ませたら、野外炊事場へ出発！
この日のメニューはクリームシチューです。
グループの中でそれぞれかまどに火をつける班、調理の班に分かれました。
慣れない包丁もリーダーや上級生に教わりながらがんばりました！
去年のキャンプ経験者も多いからか、
ほとんどのグループが予定よりも３０分程早く完成！！
これにはリーダー達も驚きでした。
「まだ食べるには早いからもう少し煮込もう」
リーダーが声をかけると、時間に余裕ができたグループは
調理に使った道具を洗ったりなど、手際がいいこと。
こちらは煤で手のひらが真っ黒に！！がんばった証だね！
気になるお味もバッチリだったようでこの笑顔！
みんなで協力して作ったシチューは格別ですね。
ごちそうさまでした！
そして、夜のプログラムはキャンドルファイヤーを行いました。
暗くなった会場へ静かに入場し、燭台を囲みます。
そこへ火の精霊がやってきて、点火式を行いました。
灯した火が消えないように、
みんなでレクリエーションをして盛り上がりました！
プログラムが終わるとコテージに戻り、１日の振り返りの時間を持ちます。
「今日はどんなみっけがあったかな？」
リーダーの問いかけに
「○○ちゃんが優しく野菜の切り方をおしえてくれたよ！」
「○○くんは、みんなのお皿を片付けてくれたよ！」
「ひとりでシャンプーが出来たよ！」
など、1日だけでもたくさんのみっけがあった様子でした。
楽しんだ分、疲れもあった様子で、夜はどのグループもすぐにぐっすり眠りにつきました。
キャンプ２日目は、朝から生憎の雨。。
そんなことも気にせず、朝から元気いっぱい！
まずは、朝食バイキングで腹ごしらえ。
たくさんのメニューを前にどれを取ろうか迷ってしまうお友だちもいました。
この日は雨天のため、ウォークラリーの予定を変更して火おこし体験をしました。
説明を受け、いざチャレンジ！！！
本格的な火おこし体験に、子どもたちも悪戦苦闘・・・
夢中で紐を引っ張ります。
残念ながら時間内に点火したグループはいませんでしたが、普段家庭などで何気なく使っている火の大切さを学ぶことができました。
頑張ったあとは、
ご褒美の焼きマシュマロを食べました。
「普通に食べるよりもおいしいね！」
「もっと食べたい！」
と、大好評のおやつでした。
木のキーホルダーを作りました。
小さな丸太に思い思いのイラストや文字を書きます。
素敵なキーホルダーが完成しましたね！
完成したキーホルダーを早速リュックや名札に着けているお友だちもいました。
全ての荷物をまとめ、閉村式で施設の方へご挨拶をした後、帰りのバスに乗車します。
時が経つのもあっという間で「もう帰るのか」と寂しそうな表情を見せるお友だちもいました。
帰りのバスでもみんなでゲームをしたり、
おやつタイムを楽しんでいると、あっという間に東戸塚へ到着です。
学童に到着した後は、
グループで最後の振り返りの時間を持ち解散しました。
初めてのお泊り、初めてのキャンプ参加というお友だちもいましたが、はじめは緊張して不安そうだった子も、学童の仲間やリーダーと一緒に活動することで、すぐに表情が柔らかくなっていく様子が見られました。
また、グループ活動を通して普段あまり会話することがなかったお友だち、なかなか関わりがなかった子たち同士で新たな関係性が築けたことと思います。
キャンプでの様々な経験が子どもたちの心身の成長に少しでも繋がっていくことを願っています。
(YMCA東とつか学童クラブ指導員 佐藤 さおり)