ピンクシャツデーは、カナダの二人の学生から世界に広がったいじめ反対運動です。
横浜YMCAはこの運動に賛同し、毎年2月にピンクシャツデープログラムを実施しています。
東とつか学童クラブでは、ピンクシャツデーの導入として、ピンクシャツデー運動が誕生したカナダの学校で起きた出来事を、リーダーによる劇で紹介しました。
ピンク色のシャツを着て登校した男子学生。 |
「男がピンク色のシャツを着ているなんて気持ち悪い!」
と、先輩たちのいじめの標的になってしまいます。
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いじめに遭っていることを知った二人の学生がみんなに呼びかけて
学校中はピンク色のシャツを着た人であふれました。
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「みんなはこのお話を聞いてどう感じた?」
「勇気があるなと思った」「みんな一緒ならこわくないもしれない」
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運動を起こした二人の学生は、いじめの加害者に直接何かを言ったりするのではなく、自分たちの行動や表現で、間接的にいじめ反対の意思表示をしました。
相手を変えるのではなく、自分たちが変わる。原動力は多くの仲間の存在。
そんなことを教えてくれた、このユニークな運動がとてもすてきだと感じています。
劇の後は、「いじめってなんだろう?」を一人ひとり紙に書きました。
「やなことをすれば何でもいじめ!」
「みんながとってもかなしんでいるのをひとはわらう。そんなもののようなそんざいはぜったいしてほしくない」
「なんでそんないじめをしたいのかな~。ウラオモテ、色とせいべつかんけいない!」
一人ひとりが考える“いじめとは何か”が伝わってきました。
YMCA東とつか学童クラブ 渋谷 萌子