2020年6月13日土曜日

トカゲ日記④

YMCA東とつか保育園 トカゲ日記④「名前がついたよ」

「トカゲって顔の横に穴が開いてるでしょ?あれが耳なんだよ」「トカゲのしっぽのところに線が入ってるけどあそこで切れちゃうのかな」といろいろな話がまた始まりました。
トカゲに興味は持っているけれど、呼び方はいつも“トカゲ”のまま… 誰かいい名前をつけてくれないかなと、観察をしていた数人に「名前ついたの?」と尋ねてみると、「うーん、、」と考える様子があったので「お名前考えてみようよ」と提案してみました。

年長組の1人が「ぷんぷんは?」とアイデアを出すと、「ぷんぷん!」となんだか納得したかのような表情のみんな。
「こないだつんつんしたらパクって噛まれたからぷんぷんがいい!」(トカゲが怒って噛んだ=ぷんぷん)との意見もありました。

みんなに浸透するにはどうしたらいいかなと保育者が考えていると、「トカゲ出てきた?」とみんなのもとにやってきた子に「トカゲじゃなくてぷんぷんだよ」と教えてあげる姿がありました。
子どもたちの間でどんどん伝えあっていき、名前は広まっていきました。

名前が決まったことで今まで以上に愛着が沸き、大切に思ってくれる気持ちが増えていくといいなと思います。


そして、みんなが登園してきたときに、子どもたち同士でぷんぷんについて知ったこと、経験したことを伝えあい、みんなで大切に育ててくれることを願っています。

(YMCA東とつか保育園 保育士 池田)