トカゲを見ていた男の子3人と保育者のもとに、「ミミズいたけどどうする~?」と、園庭にいた先生が端っこにいたミミズを持ってきてくれました。
「トカゲが食べるかな」との提案があり、トカゲさんのおうちに入れ、観察が始まりました。
トカゲの行動を見守ろうとしていた保育者に「ミミズ触ったら手を洗うんだよ」と年長さんから冷静な一言… 保育者が手を洗いに行ったその隙に「先生!トカゲが!ミミズをつかんだ!」とニュースが入りました。
急いで一緒に戻るとトカゲがミミズを咥えて食べ始めていました。
「もう食べちゃった!」「あんなに大きかったのにもうないよ」「あ、もう一匹のミミズに近づいた」「でも食べないみたいだね」「おなかいっぱいになったのかな」といろいろな声があがっていました。
ダンゴムシが食べられそうな様子を見て「ダンゴムシさんかわいそう」と言っていた年少組の男の子はどんな反応をするのかなと思っていましたが「トカゲさんおなかいっぱいになれたんだね」と優しく声をかけていて、実際に目の前で捕食を見ることで子どもたちなりに考えることがあったのかなと感じました。
食べるほうも食べられるほうも同じ命があり、命の大切さもしっかりと伝えられるようにしていきたいと思います。
(YMCA東とつか保育園 保育士 池田)