2016年9月7日水曜日

計画停電ってなぁに?

 YMCA東とつか学童クラブ 節電大作戦①
 
 
「9月1日、今日は何の日でしょう?」
 
「防災の日!」
 
みんな口を揃えて答えました。
 
小学校でも防災訓練や引き取り訓練を実施したことから、9月1日が「防災の日」であることは知っていたようです。
 
 
「では、なぜ9月1日が防災の日なのでしょう?」
 
二つ目の問いかけに答えられたのはわずか数名。
 
防災の日の由来となった関東大震災から熊本地震まで、日本で起きた大地震をクイズ形式で紹介しました。
 
 
その中から今回は、東日本大震災の電力危機を取り上げ、話をしました。
 
津波による原発事故。
電力設備が被害を受け、計画停電が実施されたこと。
 
そのことを記憶している人は、やはりいませんでした。
 
 
計画停電時の写真を見せると、「うわぁ真っ暗!」と見たことない街の光景に驚いた様子です。
 
点灯していない信号機と車を誘導する誘導員。
真っ暗なコンビニ。
食卓に灯るろうそくのわずかな光。
 
冷蔵庫が使えず、冷凍食品が溶けかけた体験談も紹介しました。
 
 
「電気が使えないとどのような困ったことが起こるでしょう?」
 
「何も見えなくて机に足をぶつける!」
「テレビが見られない!」
「ごはんが作れない!」
 
電気が当たり前のように使える今の生活からは想像できない日常が、ほんの数年前にあったことを、私たちも忘れかけてしまっています。
 
 
防災の日を皮切りに、東とつか学童クラブでは、“節電”について考えることにしました。
電力にも限りがあること、そんな当たり前のことに気付かされた大震災の経験を、少しでも自分事としてとらえるために・・・
 
節電大作戦、スタートです。
 
 
(YMCA東とつか学童クラブ 渋谷 萌子)